閉店

皆さんとも何回か話題になった、吉祥寺の老舗熱帯魚店が閉店しました。創業40年でした。
20年くらい前から珍魚・怪魚に力を入れだし、その後は完全にその手の魚のみを扱う店になりました。それまでは小型魚やディスカスも置いていて、現在定着している珍・怪専門という雰囲気ではなかったようです。私が初めて来店したのは15、6年前ですが、まだディスカスにも力を入れていて大型魚7割、ディスカス3割という在庫だったのを憶えています。
最近はHPの在庫状況や広告掲載の様子から、かなり厳しい経営状況だと感じていましたがまさか閉店するとは・・驚きです。
でも、店が潰れたというのとは少し違うかもしれません。この店は、これまでこの業界において珍・怪専門ではここまで名を馳せた、名店といってもいい店でした。それがバブル崩壊とともに観賞魚業界も下降線を辿り、いまや大手ショップの大量仕入れ・安売りによる売り方がこの業界の基準となった感があります。同時にそれまで高級魚だった種も軒並み安価となって、1点物などよほどのレア物でなければ高値では売れなくなります。それでいてそんな珍しい生体がコンスタントに入荷するわけもなく、高級魚・高値売り専門できた店にとっては致命的ともいえる風潮になっているのだと思います。でも個人経営の小さいショップがそれに足並みを揃えるのは無理がありますし、また揃える気もなかったのかもしれません。安売りばかりに走る商売なら辞めた方がましだと・・。あの店主を知ってるだけにそんな気がしてなりません。
そういう私自身も、最近ではこの店で魚を買おうとも思いませんでしたが(値段的にも魚の質的にも)、ああいう古い店が無くなるのは寂しい限りです。店の広さは4、5坪(8畳間程度)と多分日本一小さい熱帯魚屋だったと思います。店内に入ると何とも懐かしい匂いとともに、全てオールステン枠で接着も青・赤パテの水槽、薄暗い照明、極小のガラスカウンターに立つ親父が客を迎える仕草など、まさしく古き良き昭和の時代を感じさせる店でしたよ~(泣)
でも長年に渡りあれだけの高級熱帯魚をさばいて、あれだけ儲けてきた親父さん、彼は売る側ではあったけれど、熱帯魚に対して一番感謝しているのは彼だと信じたいですね。
最後にもう一度行っておけば良かったと思います。

by taro460616 | 2006-07-27 11:33 | 熱帯魚 | Trackback  

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